自転車安全整備制度とは
 自転車安全整備制度は、自転車の安全利用の促進と自転車事故の防止を図るために、昭和53年の道路交 通法の一部改正に伴い、自転車安全対策の一環として、昭和54年に警察庁の指導により創設されたものです。
この制度は(財)曰本交通管理技術協会(以下「協会」と言います。)が推進母体となり、自転車利用者の求め に応じ、「自転車安全整備店」「自転車安全整備士」「普通自転車の点検整備基準」に定める項目に従って 自転車を点検・整備し、道交法に規定する「安全な普通自転車」であることを確認したとき、そのあかしと して「TSマーク(傷害保険・賠償責任保険付)」を貼付します。その機会に、自転車の交通ルールや正しい乗 り方を指導することによって、自転車の安全利用と自転車事故の防止を図り、併せて、自転車事故被害者 の救済にも資そうとするもので、この制度は「TSマーク制度」とも呼ばれています。
自転車
「TSマーク」のTSとはTRAFFIC SAFETY(交通安全)という意味です。

「自転車安全整備店」は、TSマークを正しく取り扱うことができる自転車店として、協会の登録を受け た自転車店で、3年毎の登録更新制となっています。

「自転車安全整備士」は、協会が実施する自転車安全整備技能検定合格者で、自転車の点検・整備と安 全利用の指導について専門的な知識と技能を持っています。

TSマークの種類と付帯保険の補償内容
自転車に乗車中、相手にケガをさせてしまった場合の賠償責任が、近年では大きな問題となっています。
TSマークには傷害保険と賠償責任保険が付帯されているので安心です。
マーク(第二種TSマーク)
TSマーク(赤)
傷害保険 ○入院15日以上
(一律)10万円

○死亡・重度後遺障害(1~4級)
(一律)100万円
損害賠償保険 ○死亡・重度後遺障害(1~7級)
(限度額)2,000万円

赤マーク付帯保険適用事例
●事故概要:18歳の高校生が、自転車に乗り、片側の幅員が4mで路側帯の設置された上り坂道を走行中、前方の路側帯内を歩いていた81歳のお婆さんの発見が遅れて、後方から衝突し、その場に転倒させたうえ脊椎損傷、上顎骨損傷等の傷害を負わせたもの。
●TSマーク保険より、賠償金として338万円、訴訟費用として40万円を支払った。
マーク(第一種TSマーク)
TSマーク(青)
傷害保険 ○入院15日以上
(一律)1万円

○死亡・重度後遺障害(1~4級)
(一律)30万円
損害賠償保険 ○死亡・重度後遺障害(1~7級)
(限度額)1,000万円

青マーク付帯保険適用事例
●事故概要:15歳の中学生が、通学のため自転車で側道を走行し、一時停止のある交差点で停止しないまま進入したところ、交差するゆるい下り坂を進行してきた高齢の男性が乗った自転車を発見。危険を感じて急ブレーキをかけ交差点の中ほどで停止したが、男性の自転車が後輪に激突して転倒し、脊椎損傷の傷害を負わせたもの。
●TSマーク保険より、賠償金として1,000万円、訴訟費用31万5千円を支払った。


公益財団法人 大分県交通安全協会